このプロジェクトに取り込むきっかけとなったのは、 作業所の商品も扱っている下北沢のCAFE&BAR「TENTOTE」さんに教えていただいた「タムタムと、めぐるトワル」に出会ったことでした。 仙台の福祉作業所「多夢多夢舎中山工房」さんが、写真家の中村紋子さんと、ファーリメイク工房TADFURさんと一緒に、トワルをリユース・アップサイクルして素敵な作品を作っているということを聞き、写真を見せてもらって、すぐさま魅了されたGOENメンバーのサト。 実はサトは「服を売る」ことに関わる仕事をし、またその一方で衣服のリサイクルやリユースに関わる団体のお手伝いをしていたこともあり、服を作る過程で生まれる”トワル”のリユースは、これまで自身が行ってきた様々な活動が一本の線で結びついたような気持になり、とても興奮したのを覚えています。
そしてすぐさまサトは仙台の多夢多夢舎中山工房さんにうかがいました。当時トワルを担当していらした坂部さんに、工房を案内してもらい、トワルの話をうかがい、メンバーさんたちにともお話。トワルの素晴らしさもさることながら、それらが生まれる環境・雰囲気の良さも実感できました。
そしてそこですぐに、後にひかえていた展示販売会「GOEN enen ENGIMONO ~ゴエンで広がる小さな幸せ」に出展していただくことが決まり、2017年2月に初の東京でのお披露目。たくさんの方々に、タムタムさんの作品を驚きを持ってみていただき、ご購入される方もいて、大変ご好評をいただきました。絵画やオブジェなどの一般的な展示作品と違って、トワルは実際に着て楽しむことができる「纏えるアート作品」。「見る」だけにとどまらない体験・交流型の要素が強く、その魅力を現場で改めて実感しました。
多夢多夢舎中山工房の坂部さんと
「タムタムと、めぐるトワル」の企画者でもある写真家の中村さんや、仙台から駆け付けた多夢多夢の坂部さんから、「こうしたトワルのリユースは、オープンソースとしてどんどん広がっていってほしい」というお話をうかがい、それならばぜひ私たちもやりたい、可能性をひろげていきたいと、トワルに関わることになりました。
「ゴエン!トワル・プロジェクト」は、まさにタムタムさんとの「ゴエン」で始まったプロジェクトなのです。